医療法人知真会

ハイパーサーミア-がん温熱療法- がん治療に、新たな選択肢を

ハイパーサーミア(がん温熱療法)とは

ハイパーサーミアとは高周波を用いて病巣(がん)を温め、
死滅させる治療方法のことです。
副作用が少なく併用治療の効果を増強します。

当院では、2025年9月1日から千葉県内で2台目となるハイパーサーミア《がん温熱療法》が導入されました。

ハイパーサーミア6つの特徴と仕組み

42.5℃以上になるとがん細胞は死んでいきます。
がん細胞は熱を逃がすことができず、血流が減少して温度が上昇し、栄養が行き渡らなくなるためです。
温熱療法はこの原理を利用して、がん細胞の温度だけを選択的に上昇させて、がんを死滅させてしまおうと考案された治療法です。
ここでは、ハイパーサーミアの特徴と仕組みについてご説明します。

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主な特徴
■治療時間は40分~60分
暑いサウナの中でじっとしているような感じです
■ベッドに寝ているだけ
体の負担が少なく、外来で治療できます。テレビを見たり会話しながらも治療できます。
■抗がん剤を用いての化学療法、放射線治療と併用することで、がん治療の効果を高めるとともに免疫力を高めることがわかっています
■健康保険の適応(自費診療も可能です)

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がん細胞は42〜44℃の熱に弱く、42℃以上で壊死が始まることが知られています。しかし赤外線や紫外線のように体表面だけを温める方法では十分な効果が得られません。
そこで注目されているのが「高周波電波による加熱」です。高周波は体の深部にまで浸透し、がん組織を狙って温めることが可能です。正常組織への影響を抑えつつ、がん細胞を効率的に攻撃できる治療法です。

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加温部位
加温部位
加温部位
加温部位
加温部位
加温部位
加温部位
加温部位

ハイパーサーミアは、体を切らずに行える非侵襲的ながん温熱療法です。1回の治療時間は40〜60分で、患者さんはベッドに横になったまま受けられます。

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健康な細胞とがん細胞には「熱への反応」に大きな違いがあります。健康な細胞は熱を受けると血流を増やし、体温を逃がす働きを持っています。そのため体の一部を温めても温度は上がりにくく、電波が当たっても焼けたり傷ついたりすることはありません。サウナに入ったときに体が赤くなるのも、血流を増やして熱を放散しているためです。
一方で、がん細胞は血流を増やして熱を逃がすことができません。そのため短時間で42℃以上に加熱されやすく、健康な細胞に比べて熱に弱いという特徴があります。

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悪性腫瘍は浅在性と深在性に分けられ、浅在性:深在性=1:9です。
浅在性悪性腫瘍は四肢や頸部にできる腫瘍で、頭頸部癌、乳癌、悪性黒色腫、肛門管癌、骨転移、軟部肉腫などが含まれます。
一方、深在性悪性腫瘍は頭蓋内や体腔内にあり、皮下6cm以上の腫瘍を指します。食道癌、胃癌、結腸癌、直腸癌、膵癌、胆管癌、肝癌、腎癌、前立腺癌、膀胱癌、肺癌、子宮癌、卵巣癌などが該当します。ハイパーサーミアはこれらのがんに有効です。
なお、脳、眼球、血液疾患は対象外です。

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■治療時間は1回あたり40~60分必要
サウナの中でじっとしているような感覚です。また、体調や年齢によっては負担を感じる場合があります。
■高周波による加熱(42~44℃)で、まれに熱傷・脂肪硬結が発生する場合あります。
■発生頻度は低いですが、熱中症や脱水、倦怠感が起こる場合があります。

治療が受けられない方

以下の条件に当てはまる患者様はハイパーサーミア治療の対象外となります。

①心電計、植え込み型除細動器、ペースメーカー、人工内耳等を装着または植込んでいる方。
②加温域内に金属片を留置して有る患者または金属粉を含む刺青等をしている方。(火傷のリスク増強)
③導電性のある金属を含む貼付剤を使用したままの方。(治療開始までに外していただければ治療可能です)
④豊胸剤(シリコン)等が埋込まれている部分への加温。
⑤疾患が眼球・脳・血液にある方。
⑥治療開始直後から治療終了までに危険を生じるような合併症を有する方。
⑦意思疎通の困難な方。
⑧妊婦、産婦、小児の方。

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